錆というのは、金属の酸化物や水酸化物の総称です。 特に、建物の分野では、錆は鉄に発生するものが重要な意味を持ちます。
鉄というのは、それ自体としては不安定な元素なので、これを放置すると、水や空気中の湿分の酸化作用よって、安定した元の形である酸化鉄と水酸化鉄の混合体の形である「鉄鉱石」に戻ろうとする性質があります。
鉄骨造建物においては、錆の発生によって、鋼材の板厚が薄くなり、構造上の安全性に問題がでてくることになります。
鉄骨造建物の錆の防止には、次のような対策が必要になります。 ■塗装や亜 鉛めっきを施す。 ■鋼材を水分や湿分に接触させないようにする...など