特約火災保険の引受損害保険会社が破綻したら?
特約火災保険の引受損害保険会社が破綻したら、火災保険については、契約者がマンション管理組合や個人、小規模企業者(注)の場合には保護の対象になります。しかしながら、掛捨て・積立型の種類に関係なく引受割合に応じた保険金が10%削減されますので注意してください。
(注)小規模企業者…おおむね常時使用する従業員の数が20人(商業・サービス業に属する事業を主たる事業として営む者については5人)以下の事業者
選択対象火災保険と特約火災保険とは?
選択対象火災保険というのは、一般の火災保険で商品性が特約火災保険と同等以上と認められたものです。一方、特約火災保険というのは公庫専用のものです。
公庫融資を利用するときには、選択対象火災保険と特約火災保険のどちらかに加入する必要があります。
選択対象火災保険のメリット・デメリット
選択対象火災保険のメリットは、自分自身で破綻する可能性が低いと思われる保険会社を選べることです。デメリットは保険料が高いということです。
特約火災保険のメリット・デメリット
特約火災保険のメリットとしては、同じ補償の他の火災保険よりは、保険料がおよそ50%程度安いことです。
デメリットとしては、複数の損害保険会社で共同引受けをしているため、1社が破綻すると保険金が減額されてしまうということです。 |