住宅ローンの金利を決める基準とは?
一般に、住宅ローン金利というのは次のように分かれていて、それぞれに金利を決める基準というものがあります。
■変動金利型
⇒ 10年以下の短期固定金利型なども含みます。
■長期固定型
⇒ 10年超の固定金利型を含みます。
といっても、最近では住宅融資の資金を独自の資金調達によって行う金融機関もあるので、そういったところでは、住宅ローン金利は、「調達金利+金融機関の利益」となります。
また、このような金融機関の住宅ローン金利は、金融機関の経営能力や経営方針によって変動します。
これは、金融機関が、どれだけ調達金利を抑えながら利益をとるのかによって金利が変動するからです。
長期固定型の金利の決定基準とは?
一般的な長期固定型の金利というのは、長期国債の10年ものの長期金利や長期プライムレートを基準に決定されます。
その他、以下のようなものも長期金利の決定要因になります。
■将来のインフレやデフレ期待率
■将来の経済成長がどれくらいであるかという期待率
■将来のリスクに対する上乗せ金利
変動金利型の金利決定基準とは?
一般的な変動金利型の金利というのは、短期プライムレートなど短期金利を基準に決定されます。
なお、短期金利というのは、市場の資金量によって金利水準が決定されるため、日銀の政策に左右されるといえます。 |