金利動向を見極めるポイントとしてはどのようなものがありますか?
住宅ローンの金利動向を見極めるポイントとしては、以下のような金融政策、物価見通し、景気動向などがあげられます。
これらをチェックしておくことで、今後の住宅ローンの金利政策もある程度判断することが可能になります。
金融政策について
一般に金融政策では、景気が下降している局面では、市場の流通資金を潤沢にし景気回復を図ろうとするので、金利の引き下げ(金融の緩和)を行います。
これとは逆に、景気が拡大している局面では、インフレを抑制する必要があるので、金利の引き上げ(金融の引き締め)を行います。
物価見通しについて
一般的に、物価が上昇すると金利も上昇します。
これは、物価が上昇している局面では、物の価値が相対的に上がって、貨幣の価値が目減りするからです。
物価見通しの判断材料としては、毎月総務省が発表している「消費者物価指数」を参考にするとよいでしょう。
景気動向について
景気が上向き、企業の設備投資が活発になると、市場の資金需要が高まりますので、金利は上昇します。
景気の動向を判断する指標としては以下のようなものを参考にするとよいでしょう。
■GDP
■日銀短観
■鉱工業生産...etc
なお、日本の景気先行感に期待が高まると、海外の投資家が日本株を買い始めますので、株価の動向にも注視しておきたいところです。 |